2024.12.2

ジャパンシルクを、山鹿から世界へ。COKON LAB（ココン・ラボ）が掲げるシルクへの想いとは

ココン・ラボでは「やまがシルク」の成分を配合した製品を販売しています。

熊本県の山鹿市で生産されるやまがシルクですが「やまがシルクって普通のと何が違うの？」「そもそもなんで山鹿市？」など疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ココン・ラボに欠かせないやまがシルクについてご紹介します。

熊本県の山鹿市をはじめとする日本の養蚕業の歴史

明治維新以降、シルク産業は日本の経済発展を支える重要な産業として全国各地で広く従事されていました。

熊本県も例外ではありません。
特に、近代蚕糸業の開祖「長野濬平」氏の出身地でもある熊本県山鹿市は、養蚕・製糸業が盛んな地域として知られていました。

しかし、20世紀後半。
化学繊維の普及や中国をはじめとする安価なシルク製品の生産拡大により、国内におけるシルク産業は急速に縮小し始めます。

隆盛を誇った熊本県のシルク産業も同様に衰退の道を辿ることになり、現在では山鹿市内ですら2軒の養蚕農家を残すのみとなってしまいました。

近年ではシルクの利用価値が国内外において、以前にも増して注目されています。

高品質要求による国内産シルク需要への回帰、カイコの遺伝子組み換えによる品質向上や用途の拡大など「新シルク蚕業」と呼ばれる新たなビジネスステージが開かれつつあるのです。

これまでシルクは主に衣料素材として用いられてきましたが、最近ではシルクの研究が大幅に進み、化粧品や食品、医療機器など、さまざまな分野での活用が期待されています。

衰退の一途を辿る斜陽産業と思われがちな養蚕業ですが、グローバルな視点で見ると実はとんでもない可能性を秘めた成長産業なのです。

私たちは養蚕にゆかりが深い山鹿の地から世界に先駆け、より高機能で高付加価値の素材や商品を創造する一大プロジェクトを掲げて、世界に誇る新たなる日本のシルク産業を築くことを目指しています。

やまがシルクの生産過程では、生産システムをはじめとする最先端の技術はもちろん、カイコに与える桑葉など、品質の高いシルクを生産するためにさまざまな工夫を凝らしています。

一部ではありますが、詳しくご紹介します。

カイコの餌となる桑葉は、山鹿市内の「天空桑園」の大自然の中で無農薬栽培されるもの。

天空桑園は標高600mに造成され、山鹿市に古くから伝わる肥沃な赤土の栄養に支えられています。

高所に農園を構えて平地から桑園まで遠く離れることで、周囲から農薬の影響をほとんど受けず、高所の澄んだ空気と豊富な日差しにより、すくすくとオーガニックな桑葉が育つのです。

そして、このオーガニックな桑葉をカイコに適した人工飼料に加工することで、より高保湿なシルクの生産へつなげています。

私たちの養蚕事業では山鹿市地域に活力を与えるとともに、人々と地域をつなぐ新たな産業としての発展を想定しています。

桑園や工場の拡大は、遊休地や耕作放棄地の解消に。
工場の稼動や関連産業の集積は、地元雇用の創出や定住促進につながります。

実際、天空桑園とNSP山鹿工場で働く従業員の70％は熊本県・山鹿市出身者で構成されています。

さらに地場企業などと連携した６次産業化の推進などを通じ、私たちはシルクの良さを発信しながら、山鹿市、ひいては熊本県の発展に大きく貢献したいと考えています。

新シルク蚕業は、日本の伝統産業であると同時に、新たな可能性を秘めた未来の産業です。

高品質なシルクの安定供給と新たな用途開発による市場拡大は、地域経済の活性化だけでなく、ジャパンブランド力の向上にも大きく貢献できると確信を持っています。

シルク成分を含むボディケア製品は、高い保湿力を持つことで注目を集めています。

高品質シルクの「やまがシルク」が配合されたココン・ラボのボディケア製品も、もちろん例外ではありません。

特に、やまがシルクの成分が含まれた石鹸は肌の潤いを保ちながら、しっかりと汚れを落とします。

泡立ちが良く、きめの細かいもちもちの泡は、ぜひ一度は体験していただきたい感触！

やまがシルクの成分が配合された石鹸は、お試しサイズもご用意しています。

下記のバナーより、ぜひご覧ください。