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COKON LAB（ココン・ラボ）のはじまり、やまがシルク

シルクから生まれたボディケアブランド「ココン・ラボ」。
その商品に配合される「やまがシルク」はどのようなものでしょうか？
その特長や生産地である山鹿についてご紹介します。

やまがシルクとは？INTRODUCTION

やまがシルクは、カイコの飼料となる桑葉の栽培からカイコの飼育、まゆの収穫までをすべて山鹿で行う“All Made in YAMAGA”のシルクです。桑葉は農薬を使わずに育て、養蚕工場では、デリケートなカイコに対応した適切な環境を整えています。こうした一つひとつの積み重ねから、高品質なやまがシルクが生まれるのです。

“やまがシルク”ならではの3つの特長POINT

山鹿の肥沃な大地、整備された環境のもと生産されたやまがシルクには、ほかにはない特長が3つあります。

保湿成分が従来の約20倍

シルクは元来、人の肌を構成するタンパク質とアミノ酸の構成が似ているため肌になじみやすく、保湿効果も期待できる素材として注目されてきました。
中でもやまがシルクは、天然保湿因子（※）であるセリンを一般的なシルクの約20倍も含んでおり、特に高い保湿力が期待されています。

※角質層の中で水分を保持する、肌が作り出したうるおい成分のこと。

セリンとは、天然保湿因子のおよそ30％を占める主要なアミノ酸のこと。肌に含まれる水分を保つ働きをしています。セリンは、肌の乾燥を防ぎ、しっとりと滑らかな状態を保つために欠かせない成分なのです。
やまがシルクに多くのセリンが含まれる理由は、栄養たっぷりの飼料が影響しています。飼料の基となる桑葉は、標高600mの桑園で無農薬栽培されたもの。すくすく育ったオーガニックな桑葉は、カイコの飼料として山鹿の工場で加工されます。

医療応用が期待される高い品質

やまがシルクを紡ぐカイコは、国際基準（※1）に基づいた管理体制のもと、温度、湿度が常に管理された、医薬品製造レベルのクリーンな環境で育成されます。
完全無農薬で栽培した桑葉と、独自の清浄環境による飼育を組み合わせることで、ほかにはない高水準のシルク原料生産を実現しました。

やまがシルクは、パッチ型ワクチン（※2）などの医療分野でも活用されており、医療グレードに相当する品質が認められています。
肌に触れるものだからこそ“医療レベルの信頼”を、毎日のケアにご提供いたします。

※1 ISO9001のこと。2022年5月に認証を取得。
※2 パッチ型ワクチンのマイクロニードル先端にやまがシルクが採用。2022年末に第1相試験の初期結果が報告された。今後は実用化に向けた最終テストが予定されている。

一貫管理体制による信頼感と安全性

やまがシルクは、自社管理の桑園で育てた完全無農薬の桑葉を使い、カイコの飼育からまゆの収穫までを、すべて同じ工場内で行う「完全一貫管理体制」で生産されています。
オーガニックな桑葉は工場内で人工飼料に加工され、カイコは快適な環境が整えられた同工場ですくすく育ちます。
このように「誰が、どのように育て、加工し、届けているのか」がすべて見える透明性の高さが、やまがシルクの信頼感と安全性につながっています。

やまがシルクを支える環境ENVIRONMENT

オーガニックな桑葉が育つ「天空桑園」

やまがシルクを紡ぐカイコ。その飼料の基となるのは、標高600mの「天空桑園」で無農薬栽培される桑葉です。
平地から離れた場所に桑園を置くことで、周囲からの農薬の影響をほとんど受けない環境を実現しました。
高い場所にあるため、山鹿の澄んだ空気と温かな日差しがふんだんに桑葉へ届き、すくすくとオーガニックな桑葉が育ちます。

世界初、最大級の周年養蚕施設

山鹿市にある養蚕工場「NSP山鹿工場」は、天空桑園から運ばれた桑葉を加工して人工飼料を調製し、カイコの飼育からまゆの生産までを一貫して行うことができる、最新鋭・最大規模の施設です。
伝統的な養蚕法だと、桑葉の生産時期に合わせた時期（年に3回程度）でしか養蚕できません。しかし、NSP山鹿工場ではオーガニックな桑葉を加工した人工飼料を使用し、生育に適した環境を整えることで、年間24回に及ぶ生産が可能です。

やまがシルクの故郷、山鹿。HOMETOWN

やまがシルクの故郷、山鹿。シルクとの深い関係。

やまがシルクが生まれたのは、熊本県北部に位置する、自然と歴史に彩られたまち「山鹿」。豊かな湯量を誇る美人の湯「山鹿温泉」、国の重要文化財に指定された芝居小屋「八千代座」、幻想的な灯りが街を包む「山鹿灯籠まつり」など、伝統と文化が息づく場所です。そんな山鹿は、熊本県における近代蚕糸業の開祖「長野濬平」氏の出身地であり、かつて養蚕や製糸業で栄えた地域でもありました。