固形石鹸で洗顔するメリットは?使用時の注意点や肌に悪い説について解説
自分の体や顔を洗う洗浄料にはさまざまな種類があって目移りしてしまいますね!
中でも、昔からある固形石鹸は色や香りだけでなく見た目にもこだわったかわいいものも多く「使ってみようかな」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、固形石鹸のメリットや注意点、肌に悪いのでは?という噂について解説します!
固形石鹸で洗顔するメリット
固形石鹸で洗顔するメリットとして、下記の3点があげられます。
- 洗浄力が高い
- コスパがいい
それぞれ解説します!
洗浄力が高い
固形石鹸には汚れを落とす成分が多く含まれているため、洗浄力が高いという特徴があります。
石鹸には、汚れを落とすための成分として「界面活性剤」と呼ばれる純石けん分が含まれます。
固形石鹸は全体のおよそ40〜90%が界面活性剤!(処方によって異なります)
これは、水分をあまり含まなくていい「固形」だからというのが大きく関係しています。
例えば、液体石鹸にも同じく純石鹸などの界面活性剤が含まれていますが、その割合はおよそ30%。
純石鹸の割合が多いと固まってしまい、液状にならないためこれ以上増やすことができないのです。
その点、固形石鹸は水分をそこまで含まなくていいので、その分界面活性剤を多く含むことができます。
弱アルカリ性の持つ洗浄力について
固形石鹸に含まれる、純石鹸や石ケン素地は弱アルカリ性です。
弱アルカリ性の特徴として、酸化した汚れとの相性が良く、洗浄力が高いところがあげられます。
そのため、乾燥肌や敏感肌の肌荒れを防ぐために保湿成分が配合されていることも。
しかし、乾燥による肌トラブルを起こしやすい冬や季節の変わり目などには、弱アルカリ性ではなく弱酸性の低刺激性の洗浄成分を主とした洗浄料が適している場合があります。
人の肌と弱アルカリ性の関係について
「人の肌=弱酸性なので、弱酸性の洗浄料は肌に優しい」とのイメージから、弱アルカリ性の洗浄料=刺激が強いという印象を持たれがち。
しかし、一概にそうとは言えないのです。
そもそも、人の肌は部位や気温の変化によって弱酸性と弱アルカリ性を行き来しており、弱酸性であると断言できません。
刺激が強く肌に優しくないというイメージを持たれがちな弱アルカリ性ですが、例えば美肌の湯として有名な熊本の山鹿温泉などの泉質は、アルカリ性です。(山鹿は、ココン・ラボで使用するシルクの生産地)
大切なのは自分の肌の調子に応じて、弱酸性と弱アルカリ性の洗浄料を使い分けることなのです。
コスパがいい
液体のボディソープや、泡で出てくる洗浄料などは水分を多く含んでいますが、固形石鹸は見た目の通り水分をそこまで含んでいません。
そのため、一つの製品にどれくらい純石鹸などの界面活性剤が含まれているのかを考えた場合、一般的に液体石鹸よりもコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
固形石鹼で洗顔するデメリット?
一方で固形石鹸にはデメリットも存在します。
- 泡立てにくい
- 濡れた石鹸に菌が繁殖しやすい
2つ目のデメリットに関しては固形石鹸だけに言えることではありませんが、そこも含めて詳しく解説します。
泡立てにくい
多くの固形石鹸は泡立てネットを使わなくても泡を作ることはできますが、密度の低い水っぽい泡になりがち。
洗顔時の泡が少なかったり、密度が低くべしゃっとしていたりすると肌との摩擦が起きやすいため、モコモコで、かつ密度のある濃密な泡作りが大切です。
石鹸に菌が繁殖しやすい
浴室などに石鹸を濡れたまま放置することはありませんか?
してしまいがちな行動ですが、これにより石鹸にたくさんの雑菌が繁殖してしまうのです。
石鹸に繁殖する菌は乾燥に弱いので、石鹸ケースや石鹸そのものを、使用後にしっかり乾燥させて保管することがポイント!
表面は乾燥していても、床などと接する部分が柔らかく崩れてしまっている……、ということもあるのでは?
ちょっと力を加えただけで形が崩れてしまうくらいぐずぐずになった石鹸は、雑菌の大好物なので要注意!
おすすめの保管方法
どうしても浴室に置きっぱなしにしてしまう!という方は、固形石鹸を小さくカットして一つ一つ消費していくことがおすすめ。
洗面所など、濡れる心配のない場所にカットした石鹸を準備しておき、1個ずつ使用することで雑菌の繁殖が防げます。
なお、石鹸によっては固い場合があります。
固い石鹸を無理やりカットしようとすると怪我につながる恐れがあるので、無理はしないようにしましょう。
固形石鹸での洗顔は肌に悪い?
「固形石鹸での洗顔は肌に悪い」との説がありますが、これは誤りです。
こう言われてしまう理由として、大きく下記の2つがあげられます。
- 肌がつっぱる感じがある
- 肌荒れや乾燥などが目立つようになった
実際のところはどうなのでしょうか。
肌がつっぱる感じがある
「肌がつっぱる感じ」ですが、これは洗顔後に肌の水分が蒸発しやすくなっていることが関係しています。
洗顔で肌の油分や皮脂を落とすと水分の蒸発を保護するベールが少なくなり、その分肌の水分が出ていきやすくなっているのです。
たしかに、固形石鹸は洗浄力が高いため、場合によっては必要な油分まで落としてしまうことも考えられるでしょう。
しかしこれは固形石鹸に限ったことではなく、その他の洗浄料でも同様です。
むしろ固形石鹸は成分の関係上(商品にもよりますが)、他の洗浄料よりも肌への負担が少ないことがあります。
肌荒れや乾燥などが目立つようになった
固形石鹸を使うようになって、肌荒れや乾燥などが目立つようになった方もいるかもしれませんが、これを一概に「固形石鹸だから」と断定することはできません。
先述の通り、固形石鹸は洗浄力が高いのが特徴です。
そのため、保湿成分などを加えている商品も多いですが、中にはそういった成分をあまり含まない商品もあります。
または、含まれているなんらかの成分がたまたま肌質に合わなかったのかもしれません。
これらは固形石鹸だけに言えることではありません。
「固形石鹸だから肌に合わない」ではなく、自分の肌質に「その商品が合わなかった」という視点を持ち、自分に適した洗浄料を探してみましょう。
固形石鹸での洗顔がおすすめな人
固形石鹸がおすすめな人、というのは、正直石鹸に含まれる成分によって大きく異なります。
石鹸に含まれる成分によって、何が得意なのかが違うのです。
例えば、思春期ニキビに悩んでいる人へは薬用の石鹸がおすすめですし、敏感肌の人は無添加のものがおすすめ。
肌質だけでなく、季節の変わり目など自分の肌の状態が不安定なときには、普段使っていたものが合わなくなることもあります。
「インフルエンサーが紹介していたから」
「SNSでバズっていたから」
など、さまざまな理由でいろんな洗浄料や、スキンケアに挑戦する方も多いのではないでしょうか。
それが決して悪いことだとは言えませんが、一番大切なポイントは自分の肌質をよく理解したうえで、どれが適しているのかを判断することなのです。
何よりも自分の肌を労ってあげることを忘れないであげてくださいね。
固形石鹼での正しい洗顔のやり方
素手で石鹸を泡立てることも可能ですが、ちょっとコツが必要です。
なので、おすすめは泡立てネットを利用すること!
しっかりとふわふわもちもちの泡を立てて、顔を擦らないように優しく泡を当てて洗いましょう。
固形石鹸を使った正しい洗顔の方法は下記の手順です。
- 手を洗う
- ぬるま湯で顔の予洗いをする
- ぬるま湯で濡らした泡立てネットで石鹸を泡立てる
- ネットから泡を手に取り、さらに泡立てる
- 大きな泡を潰して洗顔用の泡が完成!
- 皮脂の多いTゾーン(額)から泡を乗せる
- 泡を押さえるように洗う
- 目元や口元は泡を当てる程度でOK
- ぬるま湯でよ〜く洗い流す!
意外と無視されがちなのが、洗顔前の「手洗い」。
入浴時の洗顔であれば良いのですが、朝の洗顔や帰宅時の洗顔などでは必ず手を洗ってから洗顔に移りましょう!
手の汚れなどが原因で、泡立ちが悪くなってしまいます。
また、洗顔をする際はTゾーン(額〜鼻)→頬→目元・口元の順に洗いましょう。
油分の多い部分から洗うことで、乾燥しがちな頬や目元・口元にある皮脂の落とし過ぎを防ぎます。
顔に泡を乗せたままにするのも乾燥の原因になるため、だいたい30秒以内に収めましょう。
すすぎにかける時間も気をつけて!
最後のすすぎはたっぷり時間をかけて行いましょう!
すすぎ残しは肌荒れの原因です。
顔を泡で洗う時間が30秒だとすれば、すすぎにかける時間はそれ以上の時間をかけるイメージ。
時間がなくても、ここは丁寧に行いましょう!
保湿を重視したい人におすすめの固形石鹸
固形石鹸洗顔を選ぶ際は、自身の肌質や悩みに合った製品を選ぶことが重要!
また、肌を擦り過ぎず、泡立てて優しく洗うなどの正しい使い方を心がけましょう。
固形石鹸が肌に適しているかどうかは、基本的にその石鹸に含まれる成分が大きく影響します。
例えば、乾燥肌が気になる方は保湿成分が多く含まれた石鹸がおすすめ!
肌に優しい天然由来の成分が使用された石鹸を選ぶのもいいですね。
今回ご紹介する「COKON LAB(ココン・ラボ)」の固形石鹸は、シルク成分が含まれているので保湿力もばっちり!
「シルク」は服などの布に使われるイメージが強いのではないでしょうか。
実は、シルクにはたくさんの美肌へ導く成分が含まれているのです!
気になる方はぜひ下記の関連記事と商品ページをご覧ください。